前巷説百物語
ISBN:4048737694 単行本 京極 夏彦 角川書店 2007/04 ¥2,100

何気なく本屋さんを徘徊してたら見つけちゃったYO

前巷説百物語 と 後巷説百物語

あー2巻続けてなのね。と思ったあなた!甘い!!

これの前に、巷説百物語と続巷説百物語があるんですよ。
物語の流れ的には、前巷説→巷説→続巷説→後巷説となっているんですが、
発売された順番は、巷説→続巷説→後巷説→前巷説なんですよ。

この流れ.......スター○ォーズかよ!!

ゲフンゲフン

さて、前からか後ろからかどっちから攻めよう読もうかな〜と悩んだ挙句、先に出た様子の後巷説百物語から読みました。
で、それを読み終わり(涙出そう...)現在前巷説の途中なんですが...
このブログを書くにあたって一応角川公式HPをのぞいてみたら衝撃の新事実!!

後巷説百物語は2003年に出ていた!!!  それって何年前?

と、言っても豆の見つけた文庫版(これは2007年発売)じゃなくて書籍版(?)なんですけどね。
多分、書籍版で巷説→続巷説→後巷説と発売された後、文庫版で巷説→続巷説と発売され、
文庫版後巷説とほぼ同時に書籍版前巷説が発売。
それを見た豆が「なんかサイズ違う(文庫サイズ:書籍サイズ)けどまいっか(・∀・)」と買ってしまった訳です。

せっかくだから書籍版を揃えたかった...けど他の書籍版見たことない...気長に探しますかねぇ。

ネットで注文すれば早いのは判ってても、本は自分で見て買いたいアナログ派。
知らなかったよママン。

姑獲鳥の夏/魍魎の匣/狂骨の夢/鉄鼠の檻/
絡新婦の理/塗仏の宴*宴の支度〜宴の始末/陰摩羅鬼の瑕

と、分冊になってるやつは全部読んではいるんですが...
魍魎の匣を映画化って...18禁になるんじゃなかろうか...。
まだ陰摩羅鬼の瑕の方が映画化しやすいだろうし、そこまでグロくないし...。

観たい気持ちと観たくない(がっかりしそうで)気持ちが半々。
もし見に行くとしても、相方も友達も読んでないから...一人で?

う〜ん...どうしよう。

うぶ

2005年11月29日 読書
ISBN:4062750465 文庫 京極 夏彦 講談社 2005/04/16 ¥600

うぶめのなつ
魍魎の匣よりは...まだましだったかな。
と、ここまで読んで気が付きました。
もともとスッキリ解決!気分爽快!!を望んでた事自体間違いだったと。

前回出てきたマリモちゃんに小説の話をしました。
(マリモちゃんも作家の名前だけは知ってる!との事だったので。)
ストーリーを手短に話せるほど簡単な話ではないし、
下手に話して三流作品とも思われたくなかったので、率直に(以前も書きましたが 多分)

なんとも言えない後味の悪さ。
決して謎のままとかではなく、全てが繋がってるのに後味が悪いの。
すっごいブルーな気分になるんよ〜(´・ω・)

それを聞いたマリモちゃんは何故か笑いながら、
「豆ちゃんが読んじゃダメなんだよwだって普段テンション低い豆ちゃんが読んだら
ますますテンション低くなっちゃうじゃんw」

(・Д・)

初めてテンションが低いと言われました。
いつも「悩みがなさそう」とか、「なんかいつも楽しそうだね」とか言われるのに...
人間ってのは見方によってこうも違うのか〜と妙な気分になりました。

上手くその雰囲気を使って、
ミステリアスな女や、影のある女になれるようがんばってみたいと思います。
あぁ、表だって書いたらバレバレか。
しかも過去の大恥晒しがある時点で意味が(ry

匣←はこ

2005年11月11日 読書
ISBN:4062751127 文庫 京極 夏彦 講談社 2005/06 ¥660

ここ最近、テンションが上がらなかった。
とは言え、面白いことは面白いと感じたし、笑う事も出来たんですが。
じゃーなにがどうテンションが上がらないのかと言いますと、
読んじゃったんですよ。
魍魎の匣を。

以前、ちょろっと感想を書いた嗤う伊右衛門から巷説百物語(続も)を読み、
それよりも前から題名だけは良く聞いていた魍魎の匣を読みました。
感想はさておき、私は上・中・下に別れたタイプで読んだのですが、
(これが1冊になってるのもあるんですよ。
もぉね、文庫本だとは思えない厚みがありますw)

 上巻は読むのに時間がかかりました。
てゆーか、全然面白くなくって、買ってちょっと読んだら放置してました。
だって、伏線種まき沢山の登場人物の話が一斉に、そして別々に進んで、
なんでこの人が出てくるの?またこの人が出てくるの?お前誰だよ状態。
やっと話しが動き出す!って所で上巻終了。
あぁん もやもやする! なんだかんだ言いながら中巻へ...

 中巻でバラバラだった人物が繋がって、でもまだ点と線は繋がらない。
この頃には、犯人もその正気の沙汰じゃない行動も見えてくるんだけど、
どう繋げるのか、本当に繋がるの?
なんだか言いようのない不安が過ぎりつつ中巻へ...

 下巻はアッとゆー間に読みました。
んで、読み終わってテンション急降下
えー!とか、そんな〜とか、そんな感想じゃなくて、ジワジワくるのね。
上巻での伏線が次々と浮かび上がって、
それが全部...少なからず影響し合って...(´・ω・)

 読んでない方には何がなんだかはっきり話せっ!
って感じでしょうが、私の文章力じゃこの本を要約して書くと、
恐ろしく内容の薄い、ただの狂気殺人事件本になっちゃう。
これはそんなただの話しじゃない。
文中に何度か出てきましたが、非常に後味が悪いとしか言えない。

犯人も、その行動に至る経緯も、みんな暴かれてるのに、
後味が悪いんです。

お気楽ごん太な豆でも、テンション下がるくらいですから、
滅入ってる時とかにはオススメ出来ません。

てゆーか、これは軽くR指定かと...

当たり前ですが、私の感想です。
中には「面白かった!」とテンションが上がった方もいるかもしれません。

なんだかんだ言いつつ、同著者の「姑獲鳥の夏」に手を出してたり。
あぁ、コッチから読めば良かったのね。
やっぱ、順番って大切ね〜orz
鳥人計画  東野 圭吾
これをまず読みました。

あらすじは、世界に通用するほどのスキージャンパーが何者かによって毒殺。
犯人は誰なのか!?ってのが密告によってばれます。
が、この犯人。完璧なアリバイも工作もしたはずなのに、
誰が密告しやがったんだ!と悩む考える。
警察は警察で、捕まえたもののどうも腑に落ちない。
一体誰が?なんの為に?そしてその背後で進む壮大な計画とは?!!

って感じの話し。
あっさりしてて、小説離れしていた私でも読みやすかったです。

2冊目は、小説好きに聞けば必ずその名前が挙がると言っても過言ではない、
京極夏彦氏の嗤う伊右衛門

四谷怪談のお岩さんの話しなんだけど、知ってるような井戸も皿も出てこない。
しかし...よく聞く名前だけあって、思わず引き込まれる感じがする。
気味が悪くて、不気味で、後味が悪い感じ。でも読んでしまう...。

ふへぇぇ  と深いため息をついた所で時間です。
今日は相方と夕飯を食べに行くで楽しみ〜
...そんな日に読むんじゃなかったと反省。
これって、思いっきり世界に引きずり込まれてるのかな。

嗤っているのは作者本人かもしれない。

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